更年期障害ではアルコール依存症に注意が必要?

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更年期障害はアルコール依存症に要注意?

更年期障害の人はアルコール依存症に要注意というのを聞いたことはありますか?

 

日常的にアルコールを飲む人でも、「アルコール依存症になるかもしれない」とは、あまり思っていないでしょう。

 

しかし、更年期においては、注意が必要です。

 

更年期障害でホルモンバランスが崩れて来ると、アルコール依存症になりやすいのです。

 

今回は、更年期障害とアルコールの関係性についてお伝えします。

更年期障害とアルコールの関係性

更年期障害とアルコールとの関係性を見て行きましょう。

 

まず、更年期障害は、卵巣機能が衰え、女性ホルモンのエストロゲンが減少することで様々な症状が起こります。

 

エストロゲンは妊娠・出産といった生殖機能だけでなく、骨代謝・脂質代謝・エネルギー消費・血圧や血流の調整などの生命活動に働きかけをするホルモンです。

 

一方、アルコールの分解は、「肝臓」で行われます。

 

エストロゲンは、アルコールの分解を阻害する働きがあります。

 

エストロゲンが充分に分泌されている時には、アルコールが分解されにくいので、酔いやすいということです。

 

ところが、更年期障害になるとエストロゲンが減少するので、アルコールの分解が速くなります。

 

つまり、今までよりも多い量を飲めるようになってしまう可能性があるのです。

 

アルコールの分解が速くなるのは、よいことに思えるかもしれません。

 

しかし、これがアルコール依存症への入り口になってしまう場合もあるというのが怖いところです。

 

また、アルコールの分解過程の物質「アセトアルデヒド」は、体内を酸化させるので、更年期障害の症状を酷くする可能性があります。

更年期障害のアルコール対策とは?

更年期はアルコール依存症に陥りやすいといえます。

 

しかし、アルコール依存症の人はそう診断されるまで、あるいは診断されても自分がアルコール依存症と認めることは難しいものです。

 

まず、自分とアルコールの関係を見直すためにも、アルコール依存症のテストを試してみてはいかがでしょう。

 

新久里浜式アルコール症スクリーニングテスト(男性版と女性版があります)

 

女性版の質問は8項目です。

 

1項目1点で、合計3点以上の場合はアルコール依存症の疑いが高いと考えられます。

 

更年期障害のアルコール対策

 

飲む量を減らす・飲まない日(休肝日)を設ける

 

アルコール好きの方は、好きな物を制限するのは、辛い事かもしれません。

 

しかし、平均寿命が延びている現代では、好きなだけアルコールを飲んでいると、やがてそれ以上の長い期間を病気で過ごす可能性が大きいといえます。

 

更年期障害でも楽しくアルコールを飲むためには、量を減らすことが1番です。

 

空腹で飲まない

 

食事をしながらアルコールを飲みましょう。

 

つまみには、肉・魚・野菜・果物などをバランスよく食べましょう。

 

更年期障害の症状を和らげるためにも、タンパク質やビタミンを充分に摂りましょう。

 

アルコールを飲むからといって、炭水化物を全く食べないことは望ましくありません。

 

アルコールの分解を助けるためにも、炭水化物は必要です。

 

更年期障害では、アルコール依存症に陥る危険性が高くなります。

 

アルコール依存症のリスクを自覚することは、依存症にならないために大切です。

 

更年期障害の症状を和らげるためにも、アルコールの量を減らしたり、飲み方やつまみに注意してアルコールを楽しみましょう。

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