更年期障害で爪の状態が変わるって、どういうこと?
更年期障害によって爪の状態が変化するというと、驚く方がいるかも知れません。
たとえば、更年期に入った方で、最近、爪の表面にスジができた、爪が割れやすくなったという方はいらっしゃいませんか?
このような、50歳前後の爪のトラブルは、更年期障害によるものかもしれません。
今回は、更年期障害と爪の関係についてお伝えします。
更年期障害で爪の症状が起こる原因
更年期障害によって爪に大きな変化が現れるのは、なぜでしょうか?
更年期障害は、卵巣機能が低下して、エストロゲンという女性ホルモンの分泌が減るために起こります。
エストロゲンには、皮膚のコラーゲンを増やす働きがあります。
爪は皮膚の角質が変化したものです。
エストロゲンの減少による更年期障害で、皮膚のうるおいが減るのと同じように、爪のうるおいも少なくなり爪にトラブルを起こします。
更年期障害の爪の症状
爪に縦にスジができる
皮膚のコラーゲンが少なくなるとシワができるように、爪にはスジのシワができます。
爪が割れやすくなる
更年期障害で爪が薄くなったり、スジにそって割れやすくなります。
二枚爪
爪の先から二枚に剥がれる場合もあります。
更年期障害による爪のトラブル症状への対策
爪のトラブルで注意して頂きたいのは、白く濁ったり、もろくなっている場合は爪白癬(爪の水虫)の場合があることです。
また、糖尿病で爪が剥がれるという場合もあります。
心配な時には、皮膚科や内科を受診しましょう。
更年期障害の爪の症状の対策
爪は10日で1oくらい伸びます。
タンパク質が不足すると、爪を作る材料が不足するので更年期障害の爪の症状が現れます。
また、ビタミンA、ビタミンB2、カルシウム、亜鉛などの栄養素も、爪を育てるために必要です。
更年期障害の冷えやむくみといった症状は、血行が悪くなることで起こります。
爪を育てる指先の血行が悪ければ、爪が育ちませんね。
更年期障害の詰めの症状を改善するためには、体全体を温めたり指先をマッサージして、血行を良くしましょう。
ハンドクリームやワセリンなどで爪も保湿しましょう。
台所用洗剤は、手や爪の水分と油分も洗い流してしまいます。
更年期障害で爪に症状がある場合は、手肌に優しい洗剤にしましょう。
ネイルをしている場合は、除光液が爪の水分と油分を奪います。
除光液を使う頻度を減らすように工夫してみましょう。
更年期障害で爪にスジができる、爪が割れやすくなるといった症状があります。
バランスの良い食事や爪の保湿で、更年期障害の爪のトラブルを防ぎましょう。