更年期障害による腱鞘炎(けんしょうえん)とは?

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更年期障害で腱鞘炎(けんしょうえん)が起きる?

更年期障害によって腱鞘炎が起きると言っても、ピンと来ないという方は多いかも知れません。

 

腱鞘炎は、日常的に指や腕を使う人に起こりやすい障害と思っていませんか?

 

実は、更年期障害によっても腱鞘炎はなりやすくなるのです。

 

今回は、更年期障害と腱鞘炎の関係性についてお伝えします。

更年期障害による腱鞘炎はナゼ起きる?

では、更年期障害と腱鞘炎の関係の前に、そもそも、腱鞘炎とはどのような障害でしょう。

 

腱とは筋肉と骨をつなぐ部位を指します。

 

腱鞘とは指・手首・肘などの部位にあり、腱と腱または腱とその他の組織に摩擦が起こらないように腱を守るための筒のような器官です。

 

一方、更年期障害は女性ホルモンであるエストロゲンが減少するために起こります。

 

エストロゲンが減少すると、腱鞘炎になるケースが多いことが知られています。

 

その理由は、エストロゲンには組織の炎症を抑える働きがあるので、常に摩擦の起こる腱鞘部分での炎症が起こりやすくなる可能性があるからです。

 

しかし、エストロゲンの減少がどのように腱や腱鞘に影響を与えるのかは、はっきりとは分かっていません。

 

更年期障害で腱鞘炎になりやすい部位は、指・親指の付け根・肘の周囲などです。

 

腱鞘炎になると炎症をおこした部位に痛み・腫れ・熱感が出て、動かすことが出来なくなります。

更年期障害による腱鞘炎への対策はどうしたら良い?

更年期障害で腱鞘炎になった場合、痛む部位を安静にすることが大切です。

 

更年期障害の腱鞘炎の対策

 

整形外科に受診

 

更年期障害で指・親指の付け根・肘などの腱鞘炎がある場合、整形外科に受診して状態をチェックしてもらいましょう。

 

医師の判断ですが、ブロック注射や痛み止めの内服、痛む部位のギプス固定などの治療が行われます。

 

安静

 

時々痛む、違和感があるなどの程度の腱鞘炎なら、サポーターやテーピングで安静にするとよいでしょう。

 

テーピングの方法が分からない場合は、整体院や接骨院で相談するとよいでしょう。

 

ストレッチ

 

更年期障害の腱鞘炎を予防するためには、手首・肘・肩のストレッチがよいでしょう。

 

倉敷平成病院の作業療法士さんの記事を参考にしてみましょう。

 

  • 腕を伸ばして手首を上や下に曲げる
  • 肩のストレッチ
  • 指のストレッチ

 

よい姿勢で座る・立つ・歩く

 

普段から座っている時間が長く猫背になりやすい人は、腕を動かす範囲も狭くなり腕や手首の筋肉に負担がかかっている場合があります。

 

同じ腕や肩にカバンを持ったりかけたりする人も、姿勢が傾き腕や手首に負担がかかっています。

 

これらの偏った姿勢は、更年期障害の腱鞘炎を起こしやすくなります。

 

座る時にはクッションなどを利用して、骨盤を立てるようにまっすぐに座りましょう。

 

カバンは左右交互に持つように意識しましょう。

 

更年期障害では、腱鞘炎になりやすいことが知られています。

 

肩・腕・指をストレッチして、腱鞘炎を防ぎましょう。

 

猫背など姿勢に偏りがある人は、更年期障害の腱鞘炎を起こしやすいので注意しましょう。

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