更年期障害で足のむくみが出やすくなる?

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更年期障害で足のむくみが出るって、どうして?

足のむくみに悩まされる女性は多いと思いますが、更年期になって益々足がむくみやすくなったと感じている方も多いのではないでしょうか?

 

足のむくみも、更年期障害の症状の1つと考えられています。

 

では、更年期障害による足のむくみが、何故起きやすくなるのでしょか?

 

これは、かなり気になるところですよね。

 

今回は、更年期障害による「足のむくみ」についてお伝えします。

更年期障害による足のむくみの原因

更年期障害によって足のむくみが起きやすくなるのには、いくつかの原因が考えられています。

 

まず、更年期障害では、卵巣機能の低下に伴い自律神経の働きが乱れ、様々な症状が現れます。

 

更年期障害の足のむくみの原因には、「血管運動神経障害」説と「血糖コントロール不調」説があります。

 

血管運動神経障害説

 

自律神経の働きにより、血管を太くしたり細くしたりすることを「血管運動」といいます。

 

血管の太さを調節することにより、血流量を調節して体温や血圧がコントロールされます。

 

更年期障害により自律神経が乱れると、血管運動神経に不調が起こり「ほてり」や「足のむくみ」が起こりやすくなるという説です。

 

血糖コントロール不調

 

食事をして血糖値が上がると、「インスリン」というホルモンを分泌して、エネルギーとして使えるようにしたり脂肪に変換して蓄えたりします。

 

逆に、エネルギーを消費して血糖が少なくなると、副腎皮質ステロイド・成長ホルモン・アドレナリン・グルカゴンなどのホルモンが分泌されて、筋肉や脂肪を分解して血糖を上げます。

 

血糖の状態を感知してコントロールするのは、脳の「視床下部」という部位です。

 

視床下部は自律神経もコントロールしているので、更年期障害で視床下部や自律神経の働きが乱れると、血糖のコントロールも不調になります。

 

その結果、代謝の低下・筋肉量の低下・血行不良などが起こり、足のむくみが出やすくなるという説です。

更年期障害の足のむくみの対策について

更年期障害の足のむくみの、具体的な対策をお伝えしましょう。

 

更年期障害の足のむくみの対策

 

足の筋肉を鍛える

 

ふくらはぎの筋肉がしっかりと収縮すると、血液が心臓に戻りやすくなり、更年期障害の足のむくみが解消されます。

 

立った状態でつま先立ちを繰り返す、などの運動をしましょう。

 

お腹を温める

 

深部体温が低くなると、体温を保つために手足の血管を収縮させます。

 

その結果、足の血流が悪くなりむくみやすくなります。

 

更年期障害でのぼせの症状があっても、お腹は冷やさないようにしましょう。

 

便秘でも腸の動きが悪くなり、深部体温を低下させます。

 

野菜を摂る、軽い運動をするなどで便秘を解消しながら、更年期障害の足のむくみを減らしましょう。

 

更年期障害の足のむくみは、血管運動神経障害や血糖コントロール不調によるものと考えられています。

 

どちらの説であっても、足の筋肉を鍛えたり深部体温を保ち代謝を良くすることで、更年期障害の足のむくみを軽減できるでしょう。

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